苔(コケ)の生命力を見習う
- 2022年8月22日
- お知らせ
みなさまこんにちは。前回の更新からかなりたってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。世間ではコロナウイルスが猛威を振るい、第7波がいつおわるとも知れない状態がつづいています。国の先頭に立つべき首相もコロナ感染にさらされ、いつになったら安心して暮らせるようになるか全く見えない日常が続きます。
そんな中、少し前に面白い記事をよみました。
「こうべ医協ニュース」という兵庫県医師会の会員に配られる雑誌の中に「苔の四季」という記事があります。我々の周りでも、塀の下の隅っこや日陰のブロックにこびりつくようにへばりついている「苔(コケ)」のお話でした。
苔は直射日光のあたるアスファルトや土の無いコンクリート塀の壁面など生えています。苔は陸上植物の中でもとりわけからだの構造がシンプルで、いわゆる「根っこ」というものがありません。からだの表面全体から雨水やそこに含まれる養分を吸収するのだとか。だから土が無くても生きて行けるそうなのです。
雨の少なくなる炎天下の夏に苔を観察すると、色はあせた緑や茶色に変色してガサガサと完全に乾いたような状態になっている事があります。でもあれは枯れているのではなく「休眠」しているだけらしいです。霧吹きなどで水を吹きかけると数秒でもとの状態に復活するそうなんです。
過酷な環境の中でも、じっと静かに耐え忍びながら決して枯れる事なく、時が来れば生き生きと復活する。そんな苔の姿に現在の耐えることの多い世の中での生き様をみた気がして、勇気をもらいました。
苔の様にあきらめることなく、決して倦むことも病むこともなくしっかり自分のスタイルで生きて行く。そして時が来れば生き生きと人生を謳歌する。そんな風にも生きてみたいと思わせてくれる記事でした。今日もできる事を積み重ねて、無理をせず頑張って行きましょう。今日も明日も良い一日でありますように。